【鼎談】池田弘(アルビレックス新潟会長)×村林裕(前FC東京社長)×広瀬一郎 『クラブ経営のあり方とJリーグの未来』(後編)

節目となる20シーズン目を迎えるJリーグ。未来に向かうためには、これまでの20年間と今のクラブ経営、リーグ運営を検証する必要がある。かつてJリーグ経営諮問委員会委員を務めた広瀬一郎氏、前FC東京社長・村林裕氏、アルビレックス新潟会長・池田弘氏を招き、Jリーグの課題と展望を探った。

2013年06月18日(Tue)15時04分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka , editorial staff
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スタジアムを満員にするために何をなすべきか

――観客数の話が出ましたが、今Jリーグの観客数はあまり伸びていません。観客数に頼らないビジネスモデルが必要なのかなとも思うのですが、みなさんこれに関してはどうお考えでしょうか?

池田「ビッグスワンは4万2300人のキャパがありますが、これを完売してプラチナ切符にする、それはやり方次第でやれると思っています。新潟市は人口80万人、県内だと230万人の市場ですから。もちろん人を強烈に呼べるような有名選手は連れて来られないですが、ファミリーを巻き込んで、その家族とどうやってチームの歴史を作っていくかが重要です。また、チケットをずっと買い続けて頂ける為には何をしなければいけないかを考えなくてはなりません。そして、観客が少なければ次のステップへは絶対進めません」

村林「まったく異論ありません。増やさなきゃいけないですよ。FC東京は当初毎年1000人ずつ年間チケットホルダーを増やそうという30年計画がありました。30年で3万人になる、これが目標だったんです。

 6年間非常に順調で、7000人を超えるまできたんです。ただ、そこで止まってしまった。これが1万であれば、繰り返しですけど僕は辞めてないですよ。味の素スタジアムに年間チケットの方を3万人入れると、残りの余裕は1万5000人くらいです。それが目標でした」

池田「その1万5000ってすごいね、プラチナになると思う」

村林「もちろんです」

広瀬「僕もキャパを100%にするのが第一優先だと思います。そこまでやるといろんなことが見えてきます」

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