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内田篤人が語るコンフェデ「『勝者のメンタリティ』が足りない。予選敗退するチームだと認識しないと」

3戦全敗に終わった日本代表のコンフェデレーションズカップ。代表戦士たちは強豪国との差をどこに感じたのか? 内田篤人が大会を総括して語る。

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ネイマールと対峙し意識したこととは?

内田篤人が語るコンフェデ
強く意識したのは飛び込まないことと、逆を取ってからがうまいんで先を読むこと【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 今回の2013年コンフェデレーションズカップでブラジル、イタリア戦2試合に先発し、メキシコ戦は後半14分からの途中出場となった内田篤人。ブラジル戦ではネイマールとのマッチアップを再三にわたって強いられながら、大きなチャンスを作らせなかったことが評価された。

「ネイマールがエースっていうのは分かってましたし、1対1の部分では負けちゃいけないと思った。ドイツでも1対1は自分の中で意識してますし、彼をしっかり抑えられれば他の国の選手とやっても大丈夫かなと。

 強く意識したのは飛び込まないことと、逆を取ってからがうまいんで先を読むこと。ボランチとセンターバックの位置を確認しながら中に入るとかは自分の中で判断してやりました。

 向こうが嫌がっていた? それは本人に聞いてみないと。『あいつ大したことない』って言われるかもしれないし…」と内田自身は謙遜気味に語ったが、シャルケで2度欧州CL決勝トーナメントの舞台に立った自信と経験を垣間見せた。

 この調子で次のイタリア戦も行けばよかったのだが、試合の流れを大きく左右した後半開始早々の2失点目を自らのオウンゴールで与えてしまう。

「日本に1-2で負けてるイタリアはやっぱり世界が許してくれない。ウチはイタリア人の監督だし、相手も本気を出してきたかなと思いました。失点場面は中にバロテッリがゴール前にいて、そこにボールが来ると思ってたけど、周りにいた僕含めて3人の足が完全に止まっちゃってた。触らなかったらやられていたんでしょうがなかった」と本人も悔しさをにじませた。

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