豪州戦に向けてザックが徹底指導した“スローイン”。気づきにくいその重要性とは?

24日のオーストラリア戦を控えたザックジャパン。試合前練習でザッケローニ監督が徹底させたのが「スローイン」だった。見逃されがちなスローインの重要性とは?

2013年07月24日(Wed)12時36分配信

text by 北健一郎 photo Kenzaburo Matsuoka
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トレーニングは基本コンセプトの浸透がメイン

 23日、日本代表はソウル郊外にあるパジュ市の練習施設でトレーニングを行った。通常、ザックジャパンの練習は冒頭15分のみが公開されて、それ以降は非公開になるのだが、今回の東アジアカップでは全公開となっている。

 練習場となるパジュトレーニングセンターは、広大な敷地の中に何面ものグラウンドがある。ここで男女の全出場チームがトレーニングをしており、グラウンドを隔てる幕などもないため、非公開練習をしようとしても難しい。ザッケローニ監督は非公開にしようとしていたが、練習環境的にあきらめて全公開にしたという経緯がある。

豪州戦に向けてザックが徹底指導した“スローイン”。気づきにくいその重要性とは?
工藤壮人【写真:松岡健三郎】

 ザッケローニ監督にとっては不都合かもしれないが、我々メディアにとっては好都合だ。これまでは基本的にピッチ上でのプレーしか見られなかったが、練習から試合までを「通し」で見れば、どんなことをやって、それがどのように活かされているのかを確かめられる。

 23日の練習ではビルドアップからの組み立て、セットプレー、スローインなどが行われた。正直言って目新しいものがあったかといえば、なかった。新しく呼んだ選手がほとんどということもあって、チームの基本コンセプトを教えるのがメインになったというものあるだろう。

 その中で目を引いたのはスローインだ。工藤壮人によれば「今回の練習でやるのは初めて」だという。中国戦の日本はスローインを有効に使えていなかった。ボールが外に出てから、ゆっくりと拾いに行って、どこに出そうか探しているうちにマークされてしまい、とりあえず投げて相手ボールになってしまう……。

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