オーストラリア戦で見えた、ザッケローニ監督が重視するセンターバック選出のポイントとは?

25日に行われた東アジアカップ・オーストラリア代表戦で、センターバックを組んだ千葉と鈴木は試合開始直後にポジションチェンジを行い、ビルドアップはスムーズになった。ここに、ザッケローニ監督がセンターバックに求めるポイントが詰まっている。

2013年07月26日(Fri)15時31分配信

text by 北健一郎 photo Asuka Kudo / Football Channel
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試合開始直後に行われたポジションチェンジ

ザッケローニ監督
ザッケローニ監督【写真:工藤明日香(フットボールチャンネル)】

 オーストラリア戦の勝利の背景にはザッケローニ監督の隠れた名采配があった。キックオフ時点でオーストラリア戦のセンターバックは右が千葉和彦、左が鈴木大輔だった。しかし、始まってすぐに左右が入れ替わり、右・鈴木、左・千葉となった。

 記者会見でこのことについて聞かれたザッケローニ監督は、ポジションチェンジには明確な意図があったと明かした。

「両方ともビルドアップが得意な選手だが、鈴木は長いボールを入れることもサイドチェンジをいれることも得意だ。千葉はショートパスを出せるタイプなので左でも遜色がないと判断して、入れ替える指示を出した」

 センターバックは中央のポジションなので、右でも左でも大差ないと思うかもしれない。だが、そうではない。右と左では微妙な、しかしピッチ上では大きな差がある。右センターバックに入った鈴木が語る。

「チームで右をやることが多いのもありますし、右と左ではボールを持った時の視野も違うし、長いボールを出す時も左足で出さなければいけなくなります。僕は右利きなので長いボールを出す時は右足で出すので、右のほうがやりやすい」

 ザックジャパンのセンターバックは攻撃を組み立てるビルドアップにおいて重要な役割を担っている。センターバックの位置から前方のFWやトップ下、あるいはサイドから中に入ってきたサイドハーフに縦パスを入れることが攻撃のスイッチになっているからだ。

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