ミランがケチなのか、CSKAが強欲なのか――本田の移籍交渉が難航する理由

本田圭佑の移籍交渉が難航している。一体なぜなのか? ミラン側、CSKAモスクワ側、双方の視点からイタリア在住記者が検証する。

2013年08月05日(Mon)12時45分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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4日の試合を待ったミラン

「もうたくさんだ、美人のお姉ちゃんじゃあるまいし、20回掛けても電話に出んとは」。

本田圭佑
本田圭佑【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 本田の移籍交渉が進まない。ミランのガッリアーニ副会長が本田の今夏の獲得に向けて、直接会談に出ようとしたのが30日。当初ミランのオファーと、500万と言われるCSKAモスクワに差があることが問題と思われていたが、ガッリアーニがいざ交渉に乗り出すと「8月4日に大事なルビン・カザン戦が控えているため、今は本田は出せない。彼は大事な選手だ」と別の理由を持ち出され、その後は接触を拒否された。

 刺激しても仕方がないので、とりあえず今は(少なくともルビン・カザン戦までは)待とう、と決断しサスペンド。これが、8月5日0時(イタリア時間)時点でのクラブ間交渉の実態だとイタリアのメディアは報道している。

 セスク・ファブレガスに3500万ユーロだ、ベイルには1億2000万だ、メッシを獲得したければ5億ユーロくれなければ困る、などという途方もない数字が飛び交う移籍市場の中、500万というのは端金に感じる(それでも日本円に換算すればおよそ6億5000万円なのだが)。

 さっさとそれを捻出したらいいのにという気にもなるが、果たして問題は金銭面なのか、それともチーム事情なのか? ミランがケチなのか、CSKAに融通が効かないのか? 今までの状況を追う限りだと、多分この全てだ。

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