レアル加入が濃厚。なぜギャレス・ベイルの移籍金は史上最高額となる130億円にまで値上がりしたのか?

2013年08月28日(Wed)11時47分配信

text by 山中忍 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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レアル移籍を否定出来ない理由

 実際、今夏のトッテナムは、レビー体制では異例の積極補強を行った。新スタジアム建設が予定されているにもかかわらず、である。ベイル売却益を当て込んでいないはずがない。

 ローマからの獲得合意が報じられたばかりのエリック・ラメラは、約47億円の買い物。元々、契約目前でチェルシーにさらわれたウィリアンに用意していた移籍金は、この夏3度目のクラブ史上最高額更新だ。

 1度目のパウリーニョは、「トッテナム版フランク・ランパード」と期待される得点能力を持つMF。2度目のロベルト・ソルダードは、いずれもPKだが開幕2試合で2得点の新FW。

 ベイルの元主戦場であるアウトサイドには、ラメラの他にナセル・シャドリも手に入れた。守備の弱点と言われて久しい左SBには、レアルからファビオ・コエントロの獲得も噂されている。

 今季プレミアも開幕したイングランドでは、スターの国外流出を惜しむ声はあっても、レアル・マドリー移籍を「誤断」とする意見はまず聞かれなくなった。それもそのはず、ベイルは、手取りで年俸13億円超の6年契約の下、憧れのマドリーで国内外でタイトルを争いながら、選手としてのピーク年齢を迎えることが可能になる。

 そして、トッテナムは、クラブ財政を圧迫することなく、既に昨季以上の成績を狙える総合力を備えて、今季を戦っているのだから。

【了】

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