今野泰幸に聞く。今、日本代表の守備陣に足りないことは何か?

2013年09月02日(月)13時42分配信

text by 元川悦子 photo Asuka Kudo / Football Channel
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攻撃的=「4点5点取れ」って意味じゃない

 アジアとの対戦でそこまで大量失点を食らわなかったのは、相手に助けられた部分も多々あったと今野は捉えている。同じプレーをしていても、相手のレベルがあれば、1つのチャンスを確実に仕留めてくる。その結果、守備の脆さが浮き彫りにされたのだ。

「アジアでも完璧にできていたんじゃなくて、目をつぶっていたのかもしれない。ラインが揃ってなくても、相手のカウンターやフィニッシュの精度がそこまで高くなくて、突破されれも何とか抑えられたり、シュートミスに助けられたこともあったと思う。それが世界相手だとダイレクトに失点につながるってのはやっぱりありますね…」

 今回対戦するグアテマラやガーナはブラジルやウルグアイよりはややレベルが下がる。日本がボールを持てる時間は多少なりとも増え、失点のリスクも減るだろう。そういう相手と対戦するからこそ、いい守備に必要な状況判断、ポジショニングなどをなおざりにせず、集中してやっていくべきだと今野は改めて強調する。

「今回の相手がブラジルより弱いといっても、守備意識や危機察知能力は変えるべきじゃないし、ポジショニングも見直すべき。横着にしちゃ絶対にダメですよ。

 監督は普段から『攻撃的に行く』と言ってるけど、それは『4点5点取れ』って意味じゃない。僕らが攻撃の時間を長くすれば長くするほどピンチの数が減るわけだし、ボールを持っている限り、失点することもなくなる。そういうことだと思うんですよね。

 監督だって失点するのは絶対に嫌いなはず。チームとして4点5点取ってもいいけど、それだったら4-0、5-0で勝ちたい。そうなっていないのは僕ら後ろが我慢しきれてないのが一番じゃないですか…。もっと頑張らないといけないですよね」

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