モイーズ監督の選手起用から読み取るマンUの戦い方。香川真司を出場させる意味とは?

マンチェスター・ユナイテッドでまだ起用選手が固まっていないのが左ウイングだ。香川真司もここでの起用されることが多くなりそうだが、誰を使うかによってユナイテッドの戦い方も変わってくる。

2013年09月21日(Sat)12時59分配信

text by 内藤秀明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ウェルベック起用は「守備」への合図

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左ウイングのポジションを争う香川【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 デイヴィッド・モイーズ監督が指揮するマンチェスター・ユナイテッドでは、左ウイングのファーストチョイスがまだ定まっていない。プレミアリーグ開幕以降、左ウイングのスタメンを務めたのは3人。

 ダニー・ウェルベック、アシュリー・ヤング、そして日本代表MF香川真司である。この3人はそれぞれタイプが違い、その能力には一長一短がある。つまり、左ウイングに誰が先発起用されたかによって、その試合でユナイテッドの目指す方向性がみえてくるのだ。

 今週末9月22日には、マンチェスター・シティとのマンチェスターダービーが開催される。この大事な一戦を迎えるにあたって、左ウイングの先発起用に、モイーズ監督がどういう意図を込めているのか説明していこう。

 まず、左ウイングとしてウェルベックを先発起用した場合。モイーズ監督のメッセージは「守備に重きをおいて戦え!」だ。

 ウイングとしてのウェルベックは、リーチの長さを活かしたボール奪取力が魅力的だ。下位チーム相手だと集中を切らし守備をサボることもあるが、シティのような強豪相手だとモチベーションが高いようで、気の抜けたプレーをする場面は少ない。

 一方攻撃面では、ウェルベックが足下でボールを持っても、効果的な攻撃に繋がらないことが多い。改善の兆しは見えるが、状況判断がまだまだ悪く、有効な組み立てやペナルティーエリアへの侵入が出来ていない。結果的に、FWにも関わらず、現状では守備面での貢献度が高い選手となっている。

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