結果を残せなかった“なでしこ新戦力”。女子サッカー底上げのために求められること

ナイジェリアとの2試合を終えたなでしこジャパン。2戦とも勝利したが、アピールに成功した新戦力は少なかった。女子サッカーを底上げしていくために、何をなすべきなのか?

2013年09月27日(Fri)12時03分配信

text by 馬見新拓郎 photo Asuka Kudo / Football Channel
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少なかったアピールに成功した選手

 アフリカ女子選手権で他を圧倒する8回の優勝を誇るナイジェリア女子代表に、2試合連続で2-0の勝利を飾ったなでしこジャパンが、2013年最後の活動を終えた。

佐々木監督
佐々木則夫監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 ナイジェリアとの2試合では、大儀見、澤、宮間、岩清水といったなでしこの核をなす選手と、田中美、三宅、上野といったU-19日本女子代表など国際経験の浅い選手を同時起用し、実戦や練習を通して各選手がそれぞれの現在地を互いに確認した。

 第2戦終了後の監督会見にて、記者から「球際での執念という面で、若手選手から『上の選手を食ってやろう』という気迫が見えないのでは?」との質問が飛んだ。

 確かにナイジェリアとの2試合で、目に見える結果を残したのは、2011年女子W杯ドイツ大会、2012年ロンドン五輪を経験した選手だった。そこに割って入ろうとする、いわゆる『新戦力候補』は簡単なミスが多く、アピールに成功した選手は少なかった。

 質問に対する佐々木則夫監督の返答はこうだ。

「それはその通りでしょうね。トレーニングの中ではなかなか(球際の強さを強化)しづらい。球際の深さでいうと、大儀見や澤なんかは、深いチャージが習慣になっている。これは若い選手も日頃から経験していかないと、やはり勝負どころで体を張るというのはまだまだ経験が浅かったりする」

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