“広州の奇跡”に挑むACLベスト4。柏は“倍返し”出来るか?

ACLベスト4、第1戦で1-4と敗れた柏。ここから広州を逆転するのは容易なことではないが、果たして勝つ術はあるのか? 決勝進出を懸けた第2戦を展望する。

2013年10月02日(Wed)10時52分配信

text by 鈴木潤 photo Kenzaburo Matsuoka
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実は柏のペースだった第1戦

ワグネル
ジョルジ・ワグネル、工藤壮人、田中順也、クレオの攻撃陣は躍動し、いくつものチャンスを作った【写真:松岡健三郎】

 はたして“広州の奇跡”は起こるのか。

 第1戦では1-4で敗れているため、4点以上を奪った3点差以上の勝利を挙げなければ、柏は決勝戦へ進むことができない。しかも場所は広州恒大が無類の強さを発揮するホームスタジアム天河体育中心。

 あの真っ赤に染まる威圧感の中で戦うのだから、その難しい条件では決勝進出は“絶望的”と見るのが普通である。

 ただ、柏の選手たちは全く諦めてはいない。諦めるどころか、選手の中には自信すら漂わせる者もいる。

 その裏付けは第1戦で見せた柏の戦い方にある。1週間前の戦いでは、後半に失点するまで柏は素晴らしい試合運びを見せた。組織的な守備ブロックが自陣のスペースを消し、フレキシブルに動くエウケソン、ムリキ、ダリオ・コンカを封じ込めた。

 さらには広州守備陣の守備の脆さ、例えば引き出されるサイドバックの裏に生じるスペース、寄せの甘さ、攻め残りする外国籍トリオの緩慢さなどを突いて効果的なカウンターを何度も仕掛けた。

 工藤壮人、田中順也、ジョルジ・ワグネル、クレオの攻撃陣は躍動し、いくつものチャンスを作った。前半だけで3-0、4-0というスコアになっていてもおかしくはない出来だったのだ。

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