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香川真司 10年前

低調な内容でドローに終わったマンU。モイーズ監督同様、正念場を迎える香川真司

2日に行われたCLグループリーグ・マンU対シャフタールの試合は1-1の引き分けに終わった。ルーニーが負傷でメンバー外となったが、香川はベンチスタート。指揮官同様、香川も正念場を迎えた。

text by 斎藤史隆 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ルーニーが負傷離脱も香川はベンチスタート

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再び90分間をベンチで過ごすことになった香川【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 マンチェスター・ユナイテッドは2日、チャンピオンズリーグ・グループリーグでシャフタールと1-1で引き分けた。グループ初戦で勝利していたため、2試合を終えて勝ち点4。ウクライナ王者との敵地での一戦ということを考慮すれば、悪い結果ではない。

 しかし、内容は低調なシーズン序盤の鬱積を晴らすのに十分だったとはいえず、不安が簡単には解消されそうにないことを予感させる一戦になった。

 マンチェスターUは試合前から誤算に見舞われた。ルーニーが前日練習ですねを負傷。しかし、それでも香川真司に与えられた役割はベンチを暖めることだった。

 モイーズ監督は左サイドにウェルベックを起用し、フェライーニには通常よりも前線でのプレーを求めることだった。それでも序盤は良かった。アウェーとはいえ、中盤ではある程度のボール支配を確立。さらに18分には幸運な形で先制点を奪った。右サイドで獲得したスローインは本来、シャフタールに与えられるべきだった。

 しかし、バレンシアが入れたボールを受けたフェライーニがゴールライン近くからマイナスのパスを入れると、シャフタールのDFが足元を取られてスリップ。ノーマークのウェルベックが至近距離から決めた。

 ただこの後、マンチェスターUの守備陣は執拗にサイドを狙うシャフタールの攻撃に耐え切ることができなかった。76分、左サイドからのクロスがゴール前に流れたが、ビディッチのクリアは弱く、こぼれたボールをタイゾンに叩き込まれた。

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