元日本代表コーチ、現タイ代表GKコーチ・加藤好男から提言「日本サッカー発展のため指導者も海外挑戦を」

岡田ジャパンでコーチを務め、現在はタイ代表のGKコーチを務める加藤好男。彼はなぜタイへ渡ったのか、そして日本を遠く離れたからこそわかる、日本サッカー発展のために何が必要なのか、タイで話を聞いた。

2013年10月28日(Mon)10時46分配信

text by 長沢正博 photo Masahiro Ngasawa
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チョンブリFC・ヴィタヤ監督との長い交流

元日本代表コーチ、現タイ代表GKコーチ・加藤好男から提言「日本サッカー発展のため指導者も海外挑戦を」
タイプレミアリーグ・チョンブリFCのヴィタヤ監督【写真:長沢正博】

 タイ代表のGKコーチに就任した元日本代表GKコーチの加藤好男氏。そもそも加藤氏はなぜタイでの指導を選んだのか、日本の指導者へのメッセージと共に紹介したい。

 加藤氏を2年前にタイへ招聘したのは、タイプレミアリーグ・チョンブリFCのヴィタヤ監督だ。2人の出会いは、実は加藤氏が大学生の時までさかのぼる。その頃、ヴィタヤ氏は日本リーグでヤンマーの一員としてプレーとしていた。加藤氏は同じ関西の大阪商業大学でプレーしていて、一緒に練習することもあったという。

「今で言う強化選手のような立場で、しょっちゅうヤンマーの練習に参加していたんです。当時は鬼武(健二)さんが監督で、釜本(邦茂)さんも現役だった。その頃からヴィタヤとはキャンプで同宿になったりして、つながりがあったんです」

 時を経て、加藤氏はU-16日本代表のGKコーチとして臨んだ2000年のU-16アジア選手権(ベトナム)で、U-16タイ代表の監督だったヴィタヤ氏と再会する。以来、情報交換をするようになる。

 そして日本代表GKコーチとして臨んだ南アフリカW杯後、加藤氏はマレーシアで行われたAFCのカンファレンスで、どのようにW杯を戦ったのかを韓国、オーストラリア、北朝鮮のスタッフと共に発表する機会があった。そこでタイから参加していたヴィタヤ氏と久しぶりの再会を果たす。

「最初は“選手を紹介してくれ。良い日本人はいないか”という話だったのが、頻繁に日本に連絡がくるようになって、やがて“GKコーチもやってくれないか”と、自分のことになってきた」

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