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モラッティ:「ずっとインテルの会長でいることは考えていなかった」

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クラブ株式売却が近づく
クラブ株式売却が近づく【写真:goal.com】

インテルのマッシモ・モラッティ会長が、イタリア『セッテ』の中で、同クラブの会長を一生涯続けるつもりはなかったと明かしている。

1995年にインテルのオーナーとなり、18年にわたってクラブを率いてきた同会長は、エリック・トヒル氏にクラブ株式の70%を売却することを決めた。同会長はインテルについて、「我々全員にとっては常に情熱でしかなかった」とコメント。次のように続けている。

「1980年に父に言われたんだ。『お前はインテルを手に入れられるかどうかを見ていなければいけない。サッカーにおける経験を積むべきだからだ。成長し、苦しみに耐えて、さらに改善するための助けとなる』とね」

「2011年のコッパ・イタリア終了後、クラブにとって新たな解決策を見つけるためのタイミングが訪れたと思った。そして、新たな市場をもたらしてくれる解決策を求めることにしたんだ。これは正しいことだった。生涯インテルの会長でいることは考えたことはなかったんだ」

インテルを手に入れたモラッティ会長にとって、最初に獲得した選手の一人が、現在もプレーを続け、チームをけん引するキャプテンのMFハビエル・サネッティだ。

「まだインテルを手に入れてなかったが、私に(アリエル・)オルテガを見せようと、U-20アルゼンチン代表のビデオが届いたんだ。オルテガには興奮しなかったが、不思議なことに、それまで見たことのないことをするサイドバックに魅力を感じた。それで彼を獲得したんだ。そして、彼は今も我々といる。今では、彼がクリプトン星から来たんだと分かったよ。あと4、5年はプレーできるとね」

Goal.com

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