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ユヴェントス、ナポリを下してローマに勝ち点1差

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電光石火の先制点で主導権を握り、後半はスーパーゴール2発
電光石火の先制点で主導権を握り、後半はスーパーゴール2発【写真:goal.com】

10日に行われたセリエA第12節、ユヴェントス対ナポリの一戦は、3ー0でホームのユヴェントスが勝利した。

首位ローマを追走する2チームの対戦は、ホームのユヴェントスがアグレッシブな立ち上がりを見せる。開始直後のポグバのボレーはGKレイナに止められたが、これで得たCKが先制点につながった。

2分、ショートコーナーを使ってピルロが後方にパスを出すと、イスラが遠めの位置から狙う。シュートコースにいたテベスがコースを変えると、ゴール前のジョレンテが押し込み、いきなり先制した。わずかにオフサイドだったようにも見えたが、副審の旗は挙がらなかった。

先制したユヴェントスは、この勢いに乗って2点目を奪いにかかる。8分にはゴール前でジョレンテが決定機を迎えるも、このシュートはGKレイナのファインセーブに遭い、追加点ならず。それでも、序盤はナポリがほとんど敵陣に入れない一方的な展開だった。

試合が落ち着き始めた後もユヴェントスは主導権を握り続ける。しかし、レイナの好守の前に2点目は奪えなかった。

ナポリはインシーニェやイグアインに好機があったもののゴールを挙げるには至らず、ユヴェントスの1点リードで折り返す。

後半はナポリのペースでスタート。徐々に相手ゴール前に迫るシーンが増えていった。64分には左からのクロスボールが競り合いから流れて、ペナルティーエリア右のハムシクに通るが、シュートは枠の外。

対するユヴェントスは66分、テベスのパスにビダルが抜け出してペナルティーエリア右からシュートを放ったが、ゴールの右に外して決定機を逃した。

試合を決定づけたのは74分のセットプレーだった。ゴール正面やや右からのFKをピルロが蹴ると、ストレートの落ちるシュートをゴール右上に決めて2ー0。好守を続けていたレイナも届かなかった。

かなり厳しい立場となったナポリは78分、インシーニェがペナルティーエリア左でスルーパスを受けてシュート。GKブッフォンの逆をつき、ニアを狙った。しかし、ユヴェントスの守護神は右手一本で防ぎ、2点差を維持する。

すると、80分にユヴェントスがトドメを刺した。ゴールほぼ正面ペナルティーエリア手前でビダルからパスを受けたポグバは、トラップでボールが浮かせすぎてしまうが、このボールをすかさずボレー。しなやかに振り抜いた右足のシュートが、右ポストを叩いてゴールに入った。

ユヴェントスは83分、キエッリーニの負傷で出場したオグボンナがこの日2枚目のイエローカードで退場となったが問題なし。10人で残り時間を耐えて、上位対決を制した。

同日のデイゲームで首位ローマが引き分けたため、2位ユヴェントスはローマとの勝ち点差を1としている。

Goal.com

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