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あ、入っちゃった! 時の運が生んだスーパーゴール

J2第40節・松本山雅対モンテディオ山形戦。Jリーグでは7年ぶりとなる、ある記録が生まれた。松本の村山智彦がGKとしてのゴールを記録したのである。

text by 編集部

参照元:YouTube

 J2第40節・松本山雅対モンテディオ山形戦。

 Jリーグでは7年ぶりとなる、ある記録が生まれた。松本の村山智彦がGKとしてのゴールを記録したのである。

 前半18分、自陣のペナルティエリア右側から村山が蹴ったフリーキックの場面だった。前線にいるFWめがけて飛んだロングフィードは、ぐんぐんと風に乗ってゴール前に。

 しかしこのボールは味方には届かずワンバウンド。山形守備陣も見送る格好となったが、山形のGK常澤聡がキャッチするかと思いきや、目測を誤ったのか反応できず。そのまま頭上を越えて、ゴールネットを揺らしたのである。

 言うまでもなくGKの得点は珍しく、Jリーグの公式戦において、村山以前にゴールを決めたGKはこれまで4人存在していた。

 初ゴールを決めたのは、浦和レッズの田北雄気だ。1996年11月9日の横浜フリューゲルス戦で、味方が得たペナルティーキックでのキッカーを務めゴールを記録した。このとき決められたGKは楢崎正剛である。

 その後、1999年に松永成立(京都)、2004年に菅野孝憲(横浜FC)、そして2006年に高木義成(東京V)がそれぞれ得点を決めている(いずれも当時の所属チーム)。この前節の村山のゴールは、Jリーグ公式戦では7年ぶり、5人目となる記録となった。

【了】

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