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止まらないアトレティコ、大量7得点でヘタフェを粉砕

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D・コスタ脅威のゴラッソ、ビジャは2得点
D・コスタ脅威のゴラッソ、ビジャは2得点【写真:goal.com】

23日のリーガエスパニョーラ第14節、2位アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのヘタフェ戦に臨み、7-0の大勝を飾った。12勝1分け1敗とハイペースで勝ち点を重ねるシメオネ監督のチームは、首位バルセロナを勝ち点3差で追走。3位レアル・マドリーとの勝ち点3差も維持している。

ラージョ・バジェカーノ(5-0)、レアル・マドリー(1-0)との対戦に続き、今季前半戦3度目のマドリッドダービーを迎えたアトレティコ。負傷明けのジエゴ・コスタに代わり、ラウール・ガルシアをビジャの背後に位置させたチームは、ハイインテンシティーを基盤としたパフォーマンスでヘタフェを完全に圧倒する。先制点を決めたのは25分。コケの放った右CKから、R・ガルシアが得意のヘディングシュートでボールを押し込んだ。

その後もアトレティコの勢いは衰えず、36分に追加点を獲得する。右サイドに位置にしたアルダ・トゥランのアーリークロスから、DFラインの隙間に侵入したコケがヘディングシュート。このボールがロポに当たって、そのまま枠内に吸い込まれた。さらに41分には、パスをハンドで止めたバレラが2回目の警告で退場に。数的優位にも立ったアトレティコはR・ガルシア、ビジャが決定機を迎えるなど、得点への執着を示しながら試合を折り返す。

アトレティコは後半も得点を積み重ねる。まず49分、フアンフランの折り返しからビジャがネットを揺らすと、その3分後にはチアゴの浮き球からR・ガルシアもこの試合2点目を記録。安全圏とも言える得点差とした後、シメオネ監督はラウール・ガルシア、コケを下げてD・コスタ、アドリアンと2人のストライカーをピッチに立たせた。

そして69分、D・コスタが驚異的なゴラッソから咆哮を上げる。ボックス内に位置した“パンテーラ(D・コスタの愛称、黒豹の位)”はフアンフランのクロスに反応し、豪快なバイシクルシュートでボールを枠内右に突き刺した。D・コスタの今季14得点目が生まれた直後、一瞬の静寂に包まれたカルデロンだったが、すぐに感情の爆発が起こり、フィエスタ(祭りの意)の会場のような様相を呈した。

シメオネ監督は71分、ガビに代えてオリベルを投入。その後も、カルデロンの狂騒は続いた。78分にはアドリアンのクロスからビジャが今季8点目を決め、アディショナルタイム2分には混戦の中からアドリアンが待望の今季初得点を記録。圧巻の大量7得点で、フィエスタの幕を下ろしている。

Goal.com

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