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バレンシア市長、クラブ売却に反対

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「適切な解決法ではない」
「適切な解決法ではない」【写真:goal.com】

バレンシア市のリタ・バルベラ市長が、バレンシアの売却に反対する意見を発した。

スペインの銀行バンキアに、クラブ&財団を併せて約3億ユーロの債務があるバレンシア。バレンシアのアマデオ・サルボ会長は10日の株主総会でクラブ売却の意思がないことを再度強調したが、バンキアはその総会が行われている最中に「債務更新のために有用なプランは存在しない。投資者を探すことが最善の解決法」との声明を発表した。

バレンシア財団がクラブの70%の株式を手にするための増資分として、同財団に8400万ユーロを融資したバンキアは、すでに買い手となる候補者とコンタクトを取り始めている模様。同融資を保証したバレンシア政府もこの動きを後押ししており、クラブは孤立奮闘を強いられた格好だ。そして、公的な立場にある人物の中で、バレンシアを後押しするのがバルベラ市長だ。同市長は、次のようにコメントしている。

「バレンシアの身売りは適切な解決法ではありません。私の見解では、クラブを売却してはならないと感じます。バレンシア市民、バレンシアファンのどちらも、そうすべきではないと感じているでしょう。バンキアにとっても、その決断は適切ではないと感じます。彼らの第一の顧客として挙げられるのはバレンシア市民であり、彼らがそのような決断を好むことはないはずですから。私は時機を見る必要があると感じます」

Goal.com

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