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英国王子が慈善試合で殺人タックル連発。しかし主審は…

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by editorial staff

白熱した戦いだが、病院送りになったのは1人だけ

 12月に行われた慈善活動で、アフガニスタンで負傷した英兵士12名と共に約300キロメートルを踏破し、南極点到達に成功したハリー王子。試合では0-1となった前半の劣勢場面で同点ゴールを決める活躍を見せ、周囲に体力の違いを見せつけた反面、一発退場に科されてもおかしくない危険なタックルを仕掛け続けたという。

 イングランドサッカー協会で名誉会長を務めるウィリアム王子が、冗談交じりに「ハリーにカードを出せ」と主審に言い寄る場面も見られたが、主審は両王子に及び腰だったとされる。

 ハリー王子は背番号4で左MF、ウィリアム王子は背番号8で中央MFとしてプレーし、共にフル出場。雨の中、ぬかるんだピッチで行われた試合は王室関係者含む約100人の観客を集め、白熱したこともあって選手1人が病院送りとなったが、試合終了後にはハグと握手で互いの健闘を分かち合った。

【了】

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