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前半の連続ゴールでアーセナル勝利 首位譲らず

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宮市欠場 オックスレイド=チェンバレンは5カ月ぶり復帰
宮市欠場 オックスレイド=チェンバレンは5カ月ぶり復帰【写真:goal.com】

プレミアリーグ第21節、アストン・ヴィラ対アーセナルの一戦が13日行われ、アウェーのアーセナルが2-1で勝利を収めた。アーセナルFW宮市亮はベンチ入りしなかった。

マンチェスター・シティとチェルシーに暫定的に勝ち点で上回ることを許していたアーセナルとしては、首位キープのため何としても勝たねばならない試合。序盤からボールをキープして軽快にパスをつなぎ、5分にはジルーがヘディングを放つなどゴールに迫った。

15分にはグナブリーのシュートを顔面に受けたベイカーが起き上がれず、ピッチ内で治療を受けるアクシデントが発生。5分以上におよぶ長い中断の末、ベイカーは担架で運び出され、バクーナとの交代を余儀なくされた。

途切れたリズムを取り戻したいアーセナルだが、依然としてボールを持ちながらも決定機には至らず。逆にヴィラに危険な速攻を許す場面も目立ち始めていたが、34分には待望の先制点が生まれる。

左サイドで一旦エジルに預けたモンレアルが裏を狙って飛び出すと、そこにエジルからの絶妙なスルーパスが通る。モンレアルの低いクロスをペナルティーアーク付近で受けたウィルシャーは、ワントラップから素早い振りの左シュートでゴール右隅に蹴り込んだ。

さらにその直後、デルフの軽率なボールロストから、奪ったウィルシャーがゴール前のジルーに浮かせたボールを送る。DF2人に対応され厳しいかに見えたジルーだが、巧みなコントロールでボールを足元に収めて左足でゴール。先制後のキックオフからわずか20秒弱という連続ゴールで、アーセナルが一気に突き放した。

2点のリードを奪って引き気味になったアーセナルに対し、ヴィラは何度か相手エリアに迫りながらも本格的にゴールを脅かすには至らず。8分間という長いアディショナルタイムを経て前半は0-2で折り返した。

後半もリードするアーセナルが余裕を持って試合を進め、両チームともになかなかチャンスが生まれない展開が続く。ヴィラはバクーナやウェストウッド、アーセナルはカソルラがゴールを狙う場面もあったがいずれもGK正面を突き、ゴールの気配は感じられなかった。

ようやく試合が動いたのは76分。右サイドで粘り強く競り合ってボールを奪ったヴィラは、ロートンがゴール前にクロスを送る。GKとDFの間を抜けたボールに、ファーポストから飛び込んだベンテケがダイビングヘッドを叩き込んだ。開幕4戦での4得点以来ゴールのなかったベンテケの約4カ月ぶりの得点でヴィラが1点差に詰め寄る。

アーセナルはグナブリーとの交代で出場していたロシツキーが鼻血を出すケガを負い、終盤にオックスレイド=チェンバレンと交代。オックスレイド=チェンバレンはヴィラとの今季開幕戦で負傷して以来、約5カ月ぶりの実戦復帰を果たすことになった。

ヴィラは久々のゴールで勢いに乗るベンテケが90分にも決定的なヘディングを放つなど、同点ゴールを狙って押し込んだが及ばず。結局2-1で逃げ切ったアーセナルがリーグ4連勝で首位を守った。

Goal.com

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