不要論は多いが――。「ファルカオ、1月移籍はでっち上げ」、現地記者がモナコのエース残留を断言

2014年01月15日(Wed)12時43分配信

text by 小川由紀子 photo Getty Images , Kazhito Yamada / Kaz Photography
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喧騒を大きくした「俺が交代?」ジェスチャー

不要論は多いが――。「ファルカオ、1月移籍はでっち上げ」、現地記者がモナコのエース残留を断言
アンチェロッティ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 それが明白になったのがカップ戦。イブラを温存し、ラベッシやパストーレが主力を任された試合で、彼らは文字通り水を得た魚のごとく活き活きとピッチを駆け回り、それまで見せたこともなかったような痛快なパフォーマンスで快勝してみせた。

 当時の監督アンチェロッティが各々を生かせるシステムを考案したこともあり、シーズン後半になるにつれてその状況は薄れ、今季はほぼ解決されたと言っていいほど全体のバランスは良くなったが、大エースの存在が時として諸刃の剣となることは、フットボールに限らずよくある話だ。

 今季のファルカオは、完全な新生チームで主砲の役割を担っている。同じメンバーで2年目のイブラや、すでに出来上がったチームに加わったカバーニとはまったく状況が違うわけで、ここまでの働きでさえ十分に評価に値するはずだが、メディアの喧噪はさらにエスカレートした。

 交代を告げられたナント戦で、ファルカオが「俺が交代?」という意外な様子のジェスチャーを見せたことで、『ファルカオは実は怪我していない』という噂が広まると、『欠場は不満の証』、『ファルカオとラニエリ 不仲説』、しまいには『1月に移籍を熱望』というところまで発展した。

 ファルカオ本人が「怪我をしているのは紛れもない事実であり、自分はモナコで本当にハッピー。1月に移籍するなどありえない」という声明を出したことで落ち着いたが、いまだにチェルシーへの移籍話など離脱の噂は燻っている。

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