インテルのサポーターが２１日、クラブのフロントに対する怒りをあらわにした。MFフレディ・グアリンのユヴェントス移籍が破談になったことを喜びつつも、インテル上層部の手腕に納得していないようだ。

２０日から続いたグアリンとユヴェントスFWミルコ・ヴチニッチのトレード交渉は、最終的にエリック・トヒル会長が打ち切りを決定。グアリンをユヴェントスに手放すことに怒りをあらわにしていたサポーターは喜びを表している。

だが、先日、トヒル会長への不満を表したサポーターは、クラブ上層部にも怒りを覚えているようだ。２１日、クラブオフィス前で抗議デモをしていたサポーターたちは、「クラブから腐ったリンゴを追い出せ」と横断幕を掲げている。

イタリアメディアによると、“標的”はマルコ・ファッソーネGM（ゼネラルマネジャー）やマルコ・ブランカTD（テクニカルディレクター）のようだ。インテル上層部は、サポーターの代表４名とオフィスで話し合ったという。

ファッソーネGMは次のように話している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「おそらく、サポーターによく説明されていなかったことがあった。もちろん、サポーターとクラブが同じように考えることができないこともある。テクニカル面、金銭面、環境面と、たくさんの理由からこういう決定となった。我々は正しい決定だと確信している。もちろん、監督とも合意してのことだ」