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香川真司所属のマンU、24年ぶりの最低成績で市場価格が大暴落!

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

成績不振が及ぼした影響とは?

 チェルシーの現オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏のクラブ買収を手助けした、サッカー市場専門家のキース・ハリス氏は次のように語っている。

「ユナイテッドの成績不振が市場にも影響を及ぼし始めた。年をまたいで彼らの市場価値は約2億5000万ポンド減少し、株主らは損害を受けている。オーナーのグレイザー家はクラブに営利性を求めてきたが、今回の市場価値の激減を受け、改善を強いられるだろう」

 同紙によると、ユナイテッドの現在の市場価値は15億ポンド(約2550億円)とされており、今季の成績次第では、さらに落ち込む可能性もあるという。2005年に7億9000万ポンドという巨額の負債を抱えながらクラブを買収したグレイザー家は、過去5年間の借入利子に4億ポンド(約680億円)も支払ったとされる。

 それでも昨季まで続いたアレックス・ファーガソン前監督体制時には、「世界に6億5000万人のファンを持つ」と高いブランド力を誇示していた。だが、今季の成績不振でファン離れも懸念され、収益低下も予想されている。昨季までプレミアリーグの常勝チームだったマンUが、ピッチ上だけでなく経営面でも悪循環に陥り始めた。

【了】

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