２５日に行われたセリエA第２１節、ナポリ対キエーヴォの一戦は、１ー１の引き分けに終わった。

前節ボローニャと引き分けた３位ナポリは、ユヴェントスとローマについていくために勝ち点３が欲しいところ。しかし、この日も苦しい展開になった。

先制したのはキエーヴォ。１８分、右サイドからワンツーで持ち込んだサルドがあっさりゴールネットを揺らし、スコアが動く。

２５分には、ナポリが決定機を迎えたが生かせない。ペナルティーエリア左でカジェホンがシュート性のボールを蹴ると、GKの横を抜けたボールがゴール前に飛び込んだイグアインのもとへ。エースは目の前のゴールに流し込むだけという状況だったが、シュートはゴールラインと平行に飛んでいった。

３５分にはメルテンスのシュートがポストに嫌われる不運もあったが、精彩を欠いたナポリは１点ビハインドで折り返す。

後半もナポリはゴールが遠い。６７分にメルテンスがFKを直接狙うが、再びポストに嫌われた。その後も好機を生かせず、１点を追う時間が続く。

ようやくゴールが決まったのは８８分のことだった。左サイドからのクロスを受けたアルビオルが右足で決めて、土壇場で同点とする。

勝ち点１では満足できないナポリは残り時間で逆転を狙うが、わずかな残り時間で２点目を決めることはできず、試合は１ー１の引き分けに終わっている。