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プロリーグからの降格に瀕するクラブの監督がファン全員にビールおごる

全員にビールをおごるというイベントを開いた

 イングランドでは珍しく温暖な気候で、観光リゾート地としても有名な南西部デボン州に本拠地を構えるトーキーは、最南端のプロクラブとして知られる同リーグのプリマスや州都のエクセターなどとともにデボン州にある3つのプロクラブの一つ。土地柄から同州のファンは最も温厚であるとも言われている。

 そんなトーキーが1日、同リーグ最北部のクラブ、ハートリプールとのアウェー戦に0-3で完敗。試合後、往復約1000キロの道のりを旅して敵地まで足を運んだファンを気の毒に思ったハーグリーブス監督は、「帰り道でビールを買うように、2人のファンに20ポンド(約3500円)を渡した」と明かした。さらに5日には、同試合に行った91人のファンをトーキーの本拠地に併設されているパブに招待し、全員にビールをおごるというイベントを開いた。

 第33節を終えて勝ち点30で最下位に低迷するトーキー。降格圏外の22位に立つアクリントンとの勝ち点差は7となっており、残り13試合でプロリーグからの降格が現実味を帯びてきている。だが、今回の監督の厚意により、少なくともファンとの関係は深まった事だろう。

【了】

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