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L・エンリケ監督、“控えに甘んじるつもりはない”シャビに「それが全てのサッカー選手の目標」

text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 バルセロナのルイス・エンリケ監督は3日、リーガ第7節ラージョ戦前日の記者会見に出席し、相手のパコ・へメス監督を絶賛した。他にも、代表復帰したピケや控えに甘んじるつもりはないと語ったシャビについても言及した。スペイン複数メディアが伝えている。

――今季初黒星を負ってからの次の試合の想定は?
「パリとは違う試合になる。ラージョはいつもの様にプレスを行うだろう。パコ監督が就任してからは特別に好きなチームだ。閉じこもらないで、良いプレーをするからね。予算が少なくても魅力的なチームの良い例だね。選手が毎年入れ替わるにも関わらず頑張っている。他の控えめなチームの参考になる」

――パコ・へメスの秘密は?
「どの選手を率いていようが彼が信じるサッカーがあることだ、そして彼のプレースタイルは僕の好きなスタイルだ。プレスして、試合を支配して、攻める。サポーターにとってはとても魅力的だよ。ビッグクラブを率いる状態に至る」

――昨季はポゼッションに負け議論になったが、再び起こることはあり得るか
「ここでは小石が動いただけでも議論になる。単なるサッカーのコンセプトだ。我々は同じプレースタイルの敵同士だ。ボールは支配しようとするけど、私にとって最も大切なのはスコアだ。ボールを支配できたら勝つのはより安易だ。でも一番大切なのはスコアだ」

――ボージャン父は、貴方はなめられないようにチームのリーダーに罰を与えると言ったが
「第3者の意見は尊重するが共感はしない。私はテリトリーをマークする狩猟犬ではない。私の目標は常に同じだ。選手達のマックスを引き出すことだ。もちろん私も過ちはたくさん犯すよ」

――怪我をしていたラフィーニャとヴェルマーレンの状態は
「ラファは明日には医者にOKを出してもらえると思う、違和感はもうないからね。ヴェルマーレンはチームと別にいた。長期離脱の選手には普通のことだ。今更リスクは伴わないよ。勢いをつけるために一歩後ろに下がるだけだ、心配ない」

――ピケがスペイン代表に復帰しました
「素晴らしいことだ。我々の選手の高レベルを意味している。彼のシチュエーションは他のCBと同じだ。彼に関して変化はない」

――34歳を迎えたシャビが控えに甘んじるつもりはないと言ったが、どう思いますか?
「それが全てのサッカー選手の目標さ、34歳だろうが20歳だろうがね。スタメンを目指して手を貸してほしい。全員がチームの協力の為に少しは反抗的であって欲しい。彼がプレーした日には貴方達は何故イニエスタかラキティッチがプレーしなかったのだと聞いてくるよ」

――このシステムでイニエスタは居心地が良くないみたいだが
「いや。いつも通りに見えるよ。決定力を備え、異質な存在、なおかつ想像力とドリブルに長けている。システムによってよりやりやすくなっていると思うよ」

――批判はどう受け入れているか
「ニュートラルだね。右にも左にも傾かない。監督の職業は随分前からやっているからね。私の為にならないと思うものは読みも見もしない」

――メッシは自由に動けるか
「あぁ、でもピッチ内でだけだよ、ロッカールームに行かれてしまったら困るからね(笑)。彼ができるだけ多く現れるように我々は彼に合わせて、彼は我々に合わせている」

【了】

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