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「同じドイツ人で金髪」。元レアル監督シュスター氏、同胞クロースを称賛「全ての要素を持っている」

text by 編集部 photo by Getty Images

「一番の好みのポジションはもう少し前線の位置だ」

「同じドイツ人で金髪」。元レアル監督シュスター氏、同胞クロースを称賛「全ての要素を持っている」
元レアル・マドリー監督のベルント・シュスター氏【写真:Getty Images】

 ドイツ人からドイツ人へ。ミッドフィルダーからミッドフィルダーへ。司令塔から司令塔へ。サッカー界でレアル・マドリーが今夏バイエルンから獲得したMFトニ・クロースを分析できる該当者は選手としても監督としてもマドリーで過ごしたベルント・シュスター氏に他ならない。スペイン紙『マルカ』が独占インタビューで伝えている。

――ベルント氏、クロースについて聞かせて頂く為に電話させて頂きましたが、8日のリーガ第11節ラージョ戦は観ましたか?

「もちろんさ、観られる試合は出来るだけ観るようにしている。彼はチームの最高の選手の一人だった。全てにおいて完璧だった。攻撃、守備、アシスト、ゴール…ベイルのゴールにおいて、クロースはエッセンスそのものだ。ボールを奪い、前に参戦して最後のパスを出す。最後には彼自身の得点で閉めた。彼の十八番のシュートでね」

――彼を良く知っている貴方はこの短期間で今のポジション(ボランチ)にフィットすると思っていましたか?

「クロースは賢いプレーヤーだから何でも予想できた。フットボールでは大切な要素だ。選手として全ての要素を持っている。ゲームビジョン、ショートとロングパス…。しかし、私は未だに彼の理想の、少なくとも彼の本領がMAXに発揮できるという理由で一番の好みのポジションはもう少し前線の位置だ」

――ボランチで偉大なパフォーマンスを披露しているのに何故その考え方を曲げないのですか?

「何故ならあそこまで後ろでプレーしているとラストパスやエリア付近のシュートなど、彼の特徴が出し難いからだ。ドイツ人は常に良いミドルシュートが特徴だった。シュートを打つのが好きなのだ」

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