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アトレティコとユーベ、クロアチアの新鋭クラマリッチ獲得をめぐり争奪戦?

text by 編集部 photo by Getty Images

アトレティコとユーベ、クロアチアの新鋭クラマリッチ獲得をめぐり争奪戦?
クロアチアで得点を量産するアンドレイ・クラマリッチ【写真:Getty Images】

 現在クロアチアリーグのリエカに所属している同国代表FWアンドレイ・クラマリッチ獲得を欧州各国の名門クラブが狙っている。

 スペインの新聞『アス』とイタリアの新聞『トゥットスポルト』が18日に伝えたところによれば、アトレティコ・マドリーとユベントスがそれぞれ冬の移籍市場で獲得の可能性を探っている。

 クロアチア期待の23歳は、国内リーグで18試合21得点、代表でもEURO2016予選で3試合に出場して2得点を挙げて徐々に存在感を増している。

 アトレティコ・マドリーはマリオ・マンジュキッチの控えとして獲得したラウール・ヒメネスが期待を裏切り、実質ストライカーが1人という状態で、2人目の得点源を探している。

 一方のユベントスはセバスティアン・ジョビンコが1月に退団濃厚と伝えられており、その代役にクラマリッチを据えたいと考えているようだ。

 リエカとの契約を2015年夏まで残す同選手を獲得するには移籍金1000万ユーロ(約14億5000万円)が必要であり、決してハードルは低くない。

「リーガ・エスパニョーラでプレーしたい。スペインのスタイルは僕に最適だ」と本人はスペイン移籍に乗り気のようだが、「僕はベンチに座ることを望んでいない。プレーできる保証が欲しい」とも語り、なかなか移籍を決断できずにいる様子。

 約1ヶ月前にはユベントス移籍が合意に至ったと報じられ、「セリエAでのプレーは夢だね。世界で最も重要なリーグの一つだよ」とイタリア移籍に前向きなコメントを残していたが、その時点では何も決まっていなかったようだ。

 アトレティコにはマンジュキッチ、ユベントスにはテベスやジョレンテといった絶対的な選手たちが在籍する中でどのような決断を下すのだろうか。多くのクラブが動向を注視している。

【了】

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