アーセナルでコーチ修行を開始したアンリ氏【写真：Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、昨季限りで現役を引退した元フランス代表のティエリ・アンリ氏に下部組織の指導者の仕事をオファーしたようだ。英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
アンリ氏は1999年にアーセナルに加入すると、在籍8年間でクラブ歴代最多の226ゴールを含むリーグ4度の得点王を獲得。現在は年俸400万ポンド（約7億3100万円）という破格の待遇で英衛星放送「スカイ・スポーツ」の解説者を務めている。
チームを離れてからも常に古巣への感謝を口にしてきたアンリ氏は、将来アーセナルで指揮を執ることを夢見ており、恩人であるアーセン・ヴェンゲル監督も自身の後継者候補の一人として期待を寄せている。
同氏はUEFA（欧州サッカー連盟）の指導者ライセンス取得のため既にアーセナルで研修を行っており、主にU-16チームの若手選手の指導を任される予定。このクラブには元イングランド代表主将のデイビッド・ベッカム氏の15歳の長男ブルックリンがユースチームに所属しており、12歳の次男ロメオがU-13、9歳の三男クルスがU-9チームに参加している。
アンリ氏とベッカム氏の息子たちがそれぞれ順調に階段を登れば、将来エミレーツ・スタジアムで夢の共演が見られるかもしれない。
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