サウサンプトンから完封勝利を収めるリバプール【写真：Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリバプールは、欧州チャンピオンズリーグ（CL）出場権を懸けたトップ4争いで際立った存在感を見せている。
今季のリバプールは、夏にリーグ得点王のFWルイス・スアレスを放出。代表クラスを含む10選手を新たに加えたが、シーズン前半戦は慣れないメンバー構成で不安定さを露呈。しかし、3バックの固定や怪我人の復帰でチーム状況が上向くと、ここ最近10試合で8勝2分という驚異の追い上げを見せている。
英紙『エコー』によれば、リバプールで通算737試合に出場したレジェンドのジェイミー・キャラガー氏は、古巣クラブが現在4位のマンチェスター・ユナイテッドをかわし、CL出場圏内でシーズンを終える可能性が高いと主張。
「数週間前までリバプールがFAカップやヨーロッパリーグ（EL）を戦いながらトップ4で終えることは難しいと考えていた。ところが12月下旬にユナイテッドと10ポイント離れていた勝ち点は2まで縮まっている。今季のユナイテッドの試合内容を考えれば、トップ4に入れないのは彼らだ。
先週末の試合では、リバプールがサウサンプトンに2-0と勝利した一方で、ユナイテッドもスパーズもポイントを落とした。CL出場権に向けてELの方が可能性があると思っていたが、今はリーグでトップ4入りを目指す方が現実的になってきた」
英紙『デイリー・メール』では、ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏が、前節のスウォンジー戦で予期せぬ敗北を喫した古巣クラブの現状を案じている。
「私はユナイテッドがトップ4でシーズンを終えることを信じている。だが、数週間前から気がかりにはなってきている。リバプールは好調時のフォームを取り戻し、クリーンシートを続けながら勝ち点を稼ぎ続けているからだ。ユナイテッドの優位性を語ることは難しい」
リバプールは今週末にマンチェスター・シティと、ユナイテッドはサンダーランドと対戦。3月22日にはアンフィールドでの直接対決を控えている。
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