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京都サンガ、2015補強診断。山口加入で守備陣へ高い期待値、和田新監督は戦えるチームを作れるか

text by 編集部

補強面と総合力それぞれの診断結果

京都サンガ、2015補強診断。山口加入で守備陣へ高い期待値、和田新監督は戦えるチームを作れるか
京都サンガF.C. 2015シーズン予想フォーメーション

補強評価 C
多くの主力が一斉に移籍
若手によるベースアップは不可欠

 大木監督時代からチームの中心として活躍してきた工藤(→広島)、オ・スンフン(→未定)、三平(→大分)、横谷(→大宮)、そして昨季中心選手に成長した酒井(→松本)といった選手たちが一斉に抜けた。実績十分の山口やキム・ナミル、いまが旬のダニエル・ロビーニョや菅沼を補強したものの、総合的に見て戦力値はややダウンといったところ。期限付き移籍から復帰した宮吉、原川のような若手がどれだけチーム力を底上げできるかが重要なポイントになる。

総合力評価 B
J2をリードすることは確実
選手個々の出来がカギを握る

 戦力ダウンは否定できないとはいえ、今季もJ2をリードする集団に入ることは確実だろう。昨季の得点王である大黒が残った上でダニエル・ロビーニョを獲得した前線の破壊力は非常に高く、中盤もキム・ナミルの加入で安定感は増すはず。最終ラインの層の薄さは否めないが、百戦錬磨の山口を加えた最終ラインも期待値は高い。和田監督は神戸時代からシンプルな[4-4-2]で選手のポテンシャルを引き出していただけに、成績は選手個々の出来に大きく左右されそうだ。

【了】

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