イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するDFコロ・トゥーレは、クラブの同僚であるFWラヒーム・スターリングの去就問題について持論を展開している。

　2017年に契約満了を迎えるスターリングは、クラブの契約延長オファーを2度固辞し、来季のチャンピオンズリーグ出場が確定するまでは交渉しない構えを見せている。同選手には、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンなど、多くの欧州クラブが関心を示しており、その去就が注目されている。

　英紙『エコー』で、契約延長が難航するスターリングについて聞かれたトゥーレは「ファンタスティックな選手だ。ビッグクラブが彼を欲しがることに驚きはないね。だが、リバプールは彼が成長できるベストな場所だ。ここに残るべきだと思う。

　ラヒームには彼を信頼してくれる監督と自由にプレーできる環境が必要だ。リバプールは彼にフットボールを楽しさや責任ある役割を与えてくれる場所でもある。他のクラブへ移ることは、大きなチャレンジであり、そこで最も重要な選手になるのは大変なことだ。

　私がシティに在籍していたとき、ジャック・ロドウェルとスコット・シンクレアはほとんどプレーすることが出来なかった。もしラヒームがリバプールを離れれば、移籍先で先発出場できる保証はない。ミスを犯したり、2試合で点が獲れなければ、ベンチに座ることになる。

　ラヒームはまだ20歳だ。このまま学び続けられるクラブにいる方が幸せだと思う。次のレベルに行くためには少なくともあと2年はリバプールでプレーした方がいい。それからでも移籍は遅くないはずだ。

　彼は賢い人間だ。正しい決断を下すと信じている。シティ時代にラヒームと対峙したときのことを思い出すよ。彼はとても素早くて、恐れを知らない攻撃的な選手だった。クラブで十分な出場機会が与えられなければ成長することは難しい」と残留を促した。

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