サウサンプトンのロナルド・クーマン監督は、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどビッグクラブからの関心が伝えられるDFナサニエル・クラインの去就について、早期の決定を望んでいるようだ。

　クーマン監督は16日、イギリス『BBC』のラジオ番組で、「クラインと彼の代理人と話をした。（去就の決定について）今シーズン終了まで待つことは出来ない」と、語っている。

　さらに、「今日明日で決めなくてはいけないという訳ではないが、彼らとは話し合っている。我々は残留させるべく、あらゆることをするつもりだが、そのためには互いの関係者を交えて話す必要がある」とも述べており、監督としてはあくまで残留が第一希望であることを明かした。

　クライン本人もこの件については、今週初めにコメントを残している。

「ビッグクラブからの興味については光栄だ。僕が良いプレーをし、充実したシーズンを送ったということの証明だ」

　また、欧州チャンピオンズリーグ（CL）など大舞台への強い思いも隠していない。

「僕は野心を持っている。どんな選手もCLでプレーしたいし、タイトルを勝ち取りたいとも思っている。そのためにフットボールをしている。これは夢なんだ」

　同じく移籍の噂が報じられているチームメートのMFモルガン・シュナイデルランもCLでのプレー希望をメディアの前で公言していた。来季へ向け、クーマンが戦力を維持するためには、やはりトップ4入り（イングランドでは4位までにCL出場権が与えられる）を果たせるかどうかが鍵となりそうだ。

【了】