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レアル、手のひら返し? チチャリートの買取オプション行使か

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル完全移籍か、それとも他クラブかFWハビエル・エルナンデス【写真:Getty Images】

レアル完全移籍か、それとも他クラブかFWハビエル・エルナンデス【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーがマンチェスター・ユナイテッドからレンタル中のFWハビエル・エルナンデスの買取オプションを行使するかもしれない。現地時間27日のスペインメディア『エル・コンフィデンシャル』が報じている。

 “チチャリート”(エルナンデスの愛称)は今季、マドリーで4得点しか挙げていなかったため、マドリー側はシーズン終了後に完全移籍を断念する方向だと言われていた。

 しかし、チャンピオンズリーグ準々決勝のアトレティコ・マドリー戦ではベスト4に導く決勝点を挙げ、26日のセルタ戦でも2ゴールを決め、ここに来て大活躍。負傷中のFWカリム・ベンゼマの代役を見事にこなし、カルロ・アンチェロッティ監督も「現在のような状態ならば、代えがきかない選手」と、賞賛している。

 この活躍でマドリーは考えを180度変更。2000万ユーロ(約28億円)と言われる移籍金を支払い、獲得する動きがあるという。

 同紙に対し、チチャリートの代理人は「マドリーが買取オプションを行使すれば、ユナイテッドはそれを拒否することはないだろう」と、マドリーの対応次第で移籍は確実なことを明かしている。さらに「6月以降、我々には他のオプションもある。私はすでに他のクラブから彼らの状況を聞いている」と、たとえマドリーに移籍できなくとも、他のクラブに移籍する可能性が高いことを示唆している。

 ユナイテッドとの契約は2016年まで結んでいるチチャリートだが、ルイス・ファン・ハール監督は貴重なゴールを挙げたとしても立場が変わる訳ではないと主張しており、構想外と考えている。

 そのため、残留の可能性が少ない同選手には、他にもDF吉田麻也が所属しているサウサンプトン、ウェストハムなども興味を示しており、マドリーでの活躍により、名乗り出るクラブはさらに増えそうだ。

【了】

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