マンチェスター・ユナイテッドのファンが、17日にホームにて1－1で引き分けたアーセナル戦後に、シーズン終了後にレアル・マドリーへ移籍することが濃厚となっているスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを残留させるため、スタジアム外で出待ちをして念書にサインさせるという裏ワザを成功させた。18日の英紙『エクスプレス』が報じた。

　この念書には、「私、ダビド・デ・ヘアは、マンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブが2シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権獲得に失敗しない限り、クラブとの10年間の新たな契約にサインすることに合意します」と、書かれている。

　デ・ヘアは同試合で腿を負傷して途中交代を強いられ、今年1月に正式加入したスペイン代表GKビクトル・バルデスが思わぬ形でデビューした。

　33歳のバルデスはデ・ヘアの去就について、次のように語っている。

「分からない。その件に関してはダビド本人に聞いてくれ。僕は答えられない。レアル・マドリー、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドは世界三大クラブであり、世界中の誰もがそれらのクラブでプレーすることを夢見ている。けど、移籍に関しての質問はダビド本人に聞かなければならないだろうし、僕が彼の代わりに答えることはできない」

　さらにバルデスは自身についても言及し、「僕はマンチェスター・ユナイテッドにいられることを心から嬉しく思う。僕の契約はあと1年残っているし、どうなるか様子を見ようと思う」と語った。

　なお、マンチェスター・ユナイテッドは今季4位以上が確定しており、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。

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