アーセナルの一部サポーターが、30日にウェンブリー・スタジアムで行われるFAカップ決勝を観戦するため、英国女王陛下にチケットの入手を依頼していたことが、英紙『デイリー・ミラー』で明らかになった。

　 アーセナルを応援するチャーリー・ピアースさんは、お気に入りクラブのシーズン最終戦を見届けるため、自身のネットワークを駆使してチケットを探したが、結局入手することは叶わなかった。そこで、チャーリーさんは、イングランドサッカー協会（FA）会長を務めるウィリアム王子の祖母であり、アーセナルサポーターとしても知られる英国連邦王国君主のエリザベス2世に、友人のレオ・マーフィーさんの分を含んだ2枚のチケット確保を依頼したのだという。

　しかし、チャーリーさんの願いは、女王でも叶えることができなかったようだ。王室広報から送られてきた文書には「親愛なるチャーリーさんへ。女王は手紙を喜んでおられました。チケット入手依頼の件は慎重に検討しましたが、これは女王の主権のもとで解決できる問題ではございません。残念な返答になってしまい心苦しいです。女王はあなた方がフットボールの試合を楽しみ、将来も幸せなままでいられることを願っております」と記されている。

　チャーリーさんは連邦国家の女王陛下でも解決できなかった問題を打開することができるだろうか。

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