スペイン・リーガエスパニョーラのセビージャは現地27日、ウクライナのドニプロに3-2で勝利し、ヨーロッパリーグ（EL）優勝を果たした。これにより来季のチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得した。

　こうしてセビージャは、上位三傑のバルセロナ、レアル・マドリー、そしてアトレティコ・マドリーと共に、CLグループステージから参加することになる。CL史上初の1ヶ国5チームの出場を果たすには、リーグ4位のバレンシアが夏のCLプレーオフを突破せねばならない。

　ちなみに10年前、エバートンがプレーオフを突破していればプレアミアリーグは、一足先にこの偉業を成していたことになる。当時リバプールは、国内リーグでトップ4に辿り着かなかったものの前シーズンに大逆転でのCL優勝を果たしていたため、5つ目のプレミア代表として参加した。

　当時プレミア優勝を果たしたチェルシーと2位のアーセナルは、そのままグループステージに進み、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールはプレーオフを突破していた。一方エバートンは、リーガに所属するビジャレアルに負けた為CL史上初となる1ヶ国5チーム出場は失敗に終わった。

　10年前にプレミアリーグが成すことができなかった偉業を現在、リーガエスパニョーラが果たそうとしている。均等なTV放映権を理由に欧州最強リーグはプレミアやブンデスと言われているが、実力で言うと現在ヨーロッパを支配しているのはスペインと言わざるを得ない。

　バルセロナが6日に行われるCL決勝ユベントス戦を制した場合は、2年続けてスペインチームが優勝したというだけでなく、UEFAスーパー杯で2年続けて同国のチーム同士が対戦することになる（昨季はCL優勝のレアル・マドリーとEL王者のセビージャ）。

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