サンパウロに所属する元ブラジル代表GKロジェリオ・セニが偉大な記録を打ち立てた。

　42歳のセーニは現地時間3日に行われたサントスとのダービーマッチで通算128ゴール目となるPKを決め、元ブラジル代表のライー氏と並んでクラブ歴代得点ランキングトップ10入りを果たした。セニは『最も多くのゴールを決めたGK』としてギネス記録にも認定されている。

　GKながら華麗なFKでゴールを量産してきたセニは、昨季現役引退を表明していたが、コパ・リベルタドーレス杯制覇を目指すべく、現役続行を決意。「今年で本当に終わりだ。これ以上先延ばしにすることはない」と、今季限りでの現役引退を改めて表明している。

　だが、サンパウロはベスト16で敗退。現役最後の目標である自身10年ぶりコパ・リベルタドーレス杯制覇とはならなかった。

　試合後、セニは「このクラブで最後の日まで、私はチームを助けるために働く。サンパウロを助けたいんだ」とクラブへの愛情を示している。

　限られた現役生活の中で、再び偉大なGKがゴールを決める姿を見ることは出来るのだろうか。

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