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リバプール加入のイングスに“ワンダーボーイ”が忠告「すぐに弱点を暴かれる」

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール加入のイングスに“ワンダーボーイ”が忠告「すぐに弱点を暴かれる」
リバプールに入団するFWイングス【写真:Getty Images】

 リバプールOBのマイケル・オーウェン氏が、新加入のU-21イングランド代表FWダニー・イングスに厳しいエールをおくっている。

 リバプールの下部組織で育ったオーウェン氏は、1998年に当時イングランド史上最年少で代表デビューを飾り、最年少ゴールを記録。同年のフランスW杯で鮮烈な活躍を見せるなど、“ワンダーボーイ”と称され、世界に名を轟かせた。また、クラブでは2001年にカップトレブルに貢献し、同年のバロンドール(現在はFIFA年間最優秀選手賞と統合)を受賞。通算297試合で158得点を挙げている。

 一方、2014-15シーズンまでバーンリーに所属していたイングスは、昨季のチャンピオンシップ(英2部)で40試合20得点を挙げ、クラブの1部昇格に貢献。初挑戦となったプレミアリーグでも35試合11得点と決定力を発揮し、今夏にフリーでリバプールに入団した。

 英紙『デイリー・ミラー』でオーウェン氏は、ビッグクラブに入団するイングスに向けて、「リバプールのようなクラブに行けば、全く新しい環境でプレーすることになる。ここでは常に詮索され、試合中にいかなる弱点も暴かれてしまうものなんだ。イングスはゴールスコアラーで、チームからは20ゴールほど期待されるだろう。もし不調に陥れば、かなりの批判を受ける。これまで彼が歩んできた挑戦とは別物だ。

 だが、小さなクラブから偉大な選手になるために移籍してくる選手を見ることは喜ばしい。私はイングスがリバプールで成功で収め、いつか国際舞台で活躍する日が来ることを待ち望んでいる。まずはクラブで先発を勝ち取らなければならないがね」と激励した。

 なお、イングスは17日から開催されるUEFA U-21選手権に出場する代表メンバーに招集されており、大会が終了してからクラブに合流する予定となっている。

【了】

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