バルセロナからアル・サッド（カタール）に加入したMFシャビ・エルナンデスは10日、スペイン紙『スポルト』のインタビューで契約延長した古巣のDFダニエウ・アウベスやルイス・エンリケ監督、そしてセビージャから獲得したMFアレイクス・ビダルについて言及した。

　D・アウベスの契約更新に驚きを隠さないシャビは「記者会見で不満を訴え、祝杯セレモニーでは別れを告げているみたいだったから、僕は『こいつは残らないな』と思ったよ。でも彼とバルサにとって良かったと思う。偉大なサイドバックだし、今季のパフォーマンスも凄まじかった」と述べた。

　チームに別れを告げなかったと言うアウベスにシャビは「バルサより居心地が良い所なんて無い」と伝えたそうだ。

　アウベスのライバルになる可能性があるA・ビダルについては「とても良い補強だ。バルサでプレーする為に半年も犠牲にする選手を想像してご覧よ。称えるべき根性だ」と絶賛した。A・ビダルはバルサがFIFAから下された選手獲得禁止処分の影響で、来年1月まで公式戦に出場することが出来ない。

　なお、L・エンリケの契約更新には驚かなかったと主張するが「この質問は彼に聞くべきだけど、もし彼の立場だったら迷いは無い。チームにとって絶対的なリーダーであり、三冠を達成して、もう3タイトル優勝したら歴史を創れるんだ。何のために去る必要がある？」と、同監督の続行に太鼓判を押した。

　「サッカーの面でも結果においても疑問は無い。彼のリーダーシップは疑う余地がないんだ。とても強い個性の持ち主であり、チームに馴染んだ監督だ」

【了】