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ベイル、世界2位ベルギーから値千金の決勝弾「ピッチで全て出し尽くした」

text by 編集部 photo by Getty Images

ベイル、世界2位ベルギーから値千金の決勝弾「ピッチで全て出し尽くした」
ウェールズ代表のMFベイル(左)【写真:Getty Images】

 スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリーに所属するウェールズ代表のMFガレス・ベイルが、現地12日に行われたベルギー代表とのEURO予選で決勝点を挙げ、代表通算50試合目となる節目の試合を勝利で飾った。

 グループBの注目試合となったウェールズ対ベルギーで勝敗を分けたのはベイルの一撃だった。25分、左サイドのフリーキックがルーズボールとなり、相手選手のクリアミスが運良く自身のもとへ流れてくると、落ち着いてトラップし右足ボレーでゴールに流し込んだ。ウェールズは勝ち点で並ぶベルギーを1-0で下し、14ポイントで単独首位に浮上した。

 英メディア『スカイ』で試合後のインタビューに答えたベイルは「順位は把握しているが、長い道のりだということは理解している。今はこの勝利を分かち合いたい」と、残り4試合で本大会出場圏内のグループ3位に勝ち点5差とする貴重な白星を喜んだ。

 また、最新FIFAランキングで2位に浮上したベルギーを撃破したことについては「言葉では言い表せない。スタジアムには大勢のファンが詰め掛けてくれた。彼らの声援は最高だったよ。我々は準備ができていたし、全員でハードワークした。ウェールズは勝利に値したと思う」とコメント。

 自身のパフォーマンスに関しては「65〜70分後には体力を使い切った。監督からは100%で行けと言われていたし、最後は何も残らなかった。シーズンも終わったばかりだったのでピッチでは全てを出すことができた」と満足げな表情を浮かべた。

 なお、ベイルの決勝弾で勝利したウェールズは、1958年W杯以来の主要国際大会出場を目指している。

【了】

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