レアル・マドリーは、600万ユーロ（約8億円）でエスパニョールのGKキコ・カシージャを獲得寸前だと16日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

　2018年まで交わしているカシージャの契約解除違約金は2000万ユーロ（約26億8000万円）だが、マドリーは下部組織出身の同選手の権利を50%所有しているため、以前から同クラブが獲得したい場合は1000万ユーロ（約13億4000万円）であると報じられてきた。

　しかし、同紙によれば1億3000万ユーロ（約174億2000万円）の負債を負っているエスパニョールは今夏スペイン財務省に1000万ユーロ納めなければいけないため、当初の400万ユーロ（約5億3600万円）から200万ユーロ増やしたマドリーのオファーを受け入れる見方が強い。

　エスパニョールはマドリーが今冬2部のマジョルカから獲得した若手有望MFマルコ・アセンシオのレンタル獲得に興味を示しており、マドリーは優位に交渉を進められるかもしれない。

　なお、この移籍が実現した場合、マドリーが買い戻した選手はMFカゼミロ、MFデニス・チェリシェフ、そしてFWルーカス・バスケスに続いて4人目となる。

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