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コエントラン売却を検討するレアル、ヴォルフスのスイス代表左SBを狙う

text by 編集部 photo by Getty Images

コエントラン売却を検討するレアル、ヴォルフスのスイス代表左SBを狙う
リカルド・ロドリゲス【写真:Getty Images】

 スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリーは、負傷が多いDFファビオ・コエントランを売却してヴォルフスブルクのスイス代表DFリカルド・ロドリゲスを狙っていると、22日付のスペイン紙『マルカ』が伝えた。なお著者はトニ・クロースやハメス・ロドリゲスの移籍をスクープしたカルロス・カルピオ副編集長である。

 カルピオ氏によればマドリーは、継続性に欠けるコエントランに我慢できず売却を検討しているという。今夏も6月16日にポルトガル代表の親善試合で右脚太ももを負傷しており、プレシーズンツアーに参加していない。

 コエントランが移籍先を選ぶことに困ることはない。以前からマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)に関心を示されている同選手は、母国の古巣ベンフィカに帰還する選択肢もある。

 そして後釜として検討されているのが2年前から興味を示していたとR・ロドリゲスである。スペイン人の父親とチリ人の母親にスイスで育てられ、スペインとスイスの二重国籍を所持している同選手はスイス代表で主力として活躍し、ここ2年でサイドバックにもかかわらず17ゴール15アシストを記録している。

 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長とヴォルフスブルクのガルシア・サンス会長の関係は良好だが、1月に19年まで契約を延長し、移籍金は3000万ユーロ(約42億円)とされている。400万ユーロ(約5億6000万円)という高額年俸も障害になりかねず、一筋縄ではいかないだろう。

 一方R・ロドリゲスは数ヶ月前に「ヴォルフスブルクで幸せだが、いつかスペインでプレーしたい。世界最高のリーグだからね」と発言しているが、マドリーはまだ獲得を検討しているだけで交渉は一切始めていない。ラファエル・ベニテス監督が同選手を求めた場合のみ、交渉が開始されるようだ。

【了】

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