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NYシティのピルロ、入団会見で初の海外挑戦を語る「貴重な経験を得られるチャンス」

text by 編集部 photo by Getty Images

NYシティのピルロ、入団会見で初の海外挑戦を語る「貴重な経験を得られるチャンス」
イタリア代表のMFピルロ【写真:Getty Images】

 米MLSのニューヨーク・シティFCに加入したイタリア代表のMFアンドレア・ピルロ(36)が入団会見に臨み、新天地での活躍を誓っている。

 2006年のドイツW杯で世界王者になったピルロは、2011年夏にユベントスへ移籍し、スクデット4連覇を達成したチームの中心選手として活躍。また、ミラン時代にはチャンピオンズリーグを2度制覇し、イタリアのクラブで通算694試合に出場するサッカー界のレジェンドとして多大な功績を残してきた。

 今回の移籍が初の海外挑戦となるピルロは、「ニューヨークの街は観光客として知っている。ここは地域によって様々な文化があり、常に新しいことを発見できる場所なんだ。今はこのチームのためにプレーすることができ嬉しく思う。バカンスの間もトレーニングしていたから、日曜の試合でもプレーできるだろう」と、デビュー戦に向けて意気込みを語った。

 また、これまで様々なスーパースターとプレーしてきたことで得た経験については「重要なのはチームのためにプレーすることだ。いかなる選手であっても個人の前にグループが優先される。最高の結果を出すために監督やチームメイトの序列に従って励むよ。今は試合に出るためにベストコンディションを取り戻すだけだ。ここには貴重な経験を得られるチャンスが広がっている」とチーム一丸となって戦うことを誓った。

 イタリア代表との兼ね合いについては「(アントニオ・)コンテ監督とはこの決断について話し合った。彼は休日に試合を観に来ると言ってくれたよ。我々の関係はとても良好だ。私を代表に招集するかしないかは彼が決めることだ」と話し、選出される限り代表でプレーを続ける考えであることを明言した。

 最後にMLSの印象について「リーグは成長している。ヨーロッパや南米から多くの選手が来ることでレベルはさらに高くなるだろう。私はニューヨークに選手として来た。目標はできるだけチームを高い順位に導くことだ。それがMLSの発展に繋がることを望んでいるよ」と語った。

 なお、ピルロが移籍したニューヨーク・シティには、元イングランド代表のMFフランク・ランパードや元スペイン代表のFWダビド・ビジャらも在籍しており、今季からはスティーブン・ジェラードやカカなどもMLSでプレーしている。

【了】

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