ギリシャ・スーパーリーグ王者のオリンピアコスは7日、元アルゼンチン代表MFエステバン・カンビアッソの加入を発表した。昨季限りでレスターを退団していたため移籍金はかからず、1年契約を締結している。

　豊富な経験と無尽蔵のスタミナで弱小レスターをけん引し、奇跡の残留に大きく貢献したカンビアッソだが、1シーズンで退団を決意。再びチャンピオンズリーグ（CL）でプレーすべく新天地を探していた。

　移籍に際しクラブ公式のインタビューに応えたカンビアッソは「CLでできる限り多くの試合に出場できることを願っている。オリンピアコスがCLに参加することは誰にとってもハッピーだ。僕にとってもね。CLに出場することがオリンピアコスにとってすべてだし、僕も出場できれば幸せだ」と、再び欧州王者を目指す権利を得た喜びを語っている。

　まもなく35歳を迎えるカンビアッソはヨーロッパで500試合を超える出場数を誇り、18のタイトルを獲得してきた。特にインテルでの10年間でリーグ優勝5回、国内カップ戦優勝4回、CL優勝1回など多くの栄冠に輝いている。

　CLというモチベーションを取り戻した大ベテランがギリシャでどんな活躍を見せるのか。中盤を支配する運動量と守備センスに衰えはない。

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