アーセナルは7日、U-21ドイツ代表のMFセルジェ・グナブリー（20）がウェスト・ブロムウィッチ（WBA）に1年間の期限付き移籍をすると発表した。背番号は31に決定。

　コートジボワール人の父親とドイツ人の母親をもつグナブリーは、シュトゥットガルトの下部組織でキャリアをスタートさせ、15歳のときにアーセナルユースに入団。2012年9月にリーグカップのコベントリー・シティ戦に途中出場し公式戦デビューを果たした。昨季は怪我の影響で主にリザーブリーグでプレーし、クラブからは飛躍が期待されているためWBAでトップリーグの経験を積むことになった。

　アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督はクラブ公式サイトを通じ「セルジェはプレミアリーグでプレーする準備ができている。彼は年間を通して25から30試合を戦い、そこで能力を示すことが必要だ」とコメント。一方、グナブリーはWBAの公式HPを通じて「移籍をうれしく思っている。ここはプレーする機会があり、良いクラブだということを聞いている。チームには好印象を受けているし、自分がプレーするために素晴らしい環境だと感じている」と意気込んだ。

　WBAは2014/15シーズン途中からトニー・ピュリス監督がチームを率い、冬の移籍でマンチェスター・ユナイテッドから加入したMFダレン・フレッチャーの活躍もあってプレミアリーグを13位で終えた。今夏はリバプールからイングランド代表のFWリッキー・ランバートを獲得し、トップ10入りを目指している。10日に行われるプレミアリーグ開幕戦ではマンチェスター・シティと対戦する。

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