セリエAのローマは、バルセロナに所属するベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンの獲得に興味を示しているようだ。10日のスペイン紙『スポルト』が報じている。

　同紙によると、昨シーズンはハムストリングの負傷で長期離脱を強いられていたヴェルメーレンに対してローマが関心を示しているものの、バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督は手放す気は無いとしている。

　ローマに所属するDFアレッシオ・ロマニョーリはミランへの移籍が近づいており、その代役としてバルセロナのブラジル代表DFアドリアーノの獲得にも動いているが交渉は難航している。そのため、新たにヴェルメーレンをリストアップした。

　ヴェルメーレンはワールドカップ中に負傷したことでリハビリに専念する生活を送っていたが、昨シーズンの最終節で待望のバルサデビューを果たしている。「サポートに感謝したい」と語るなど、リハビリ中のクラブやファンの対応に感謝しており、簡単にはバルセロナを離れることはなさそうだ。

【了】