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コスタリカ代表のワンチョペ監督が就任半年で辞任。観客席で乱闘騒ぎ起こす

text by 編集部 photo by Getty Images

コスタリカ代表のワンチョペ監督が就任半年で辞任。観客席で乱闘騒ぎ起こす
コスタリカ代表を辞任するワンチョペ監督【写真:Getty Images】

 コスタリカサッカー連盟は12日、同国代表を率いていたパウロ・ワンチョペ監督(39)の辞任を発表した。

 ワンチョペ監督は今月11日に行われたU-23コスタリカ代表のリオデジャネイロ五輪北中米カリブ海予選のパナマ戦をスタンドで観戦すると、0-0の引き分けに終わった試合のジャッジに不満を募らせ、ピッチに降りる際に警備員を突き飛ばし、ゲート付近にいた男性から飛び蹴りを食らうなど殴り合いの乱闘騒ぎを起こしていた。

 ワンチョペ監督は同連盟の公式サイトを通じ「チームの繁栄を優先するために辞任を決断した。我々は人間であり、過ちを犯すときもある。私は自分の立場にふさわしくない行動をしてしまった。これ以上チームの雰囲気を悪化させないためや家族を守るために身を引く」と謝罪のコメントを述べている。

 現役時代にコロンビア代表のエースストライカーとして活躍したワンチョペ監督は、これまでウェスト・ハムやマンチェスター・シティでプレーし、2007年にはFC東京に公式戦通算16試合出場で3得点を記録。指導者転身後は同国代表のアシスタントコーチおよび暫定監督を経て今年1月から同国代表監督に就任していた。

 なお、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)では先日、メキシコ代表を率いていたミゲル・エレーラ監督がジャーナリストへの暴力によって解任されるという不祥事が起きたばかりだった。

【了】

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