イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、レアル・マドリーに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマの獲得レースに参入する見通しだと、英紙『ガーディアン』が報じている。

　ユナイテッドは今夏、ファン・ペルシ、ナニ、ファルカオ、ディ・マリアなどを放出した一方で、攻撃の新戦力はオランダ代表のFWメンフィス・デパイだけとなっている。リーグ戦の開幕2試合は1-0で辛勝したものの、22日のニューカッスル戦ではスコアレスに終わり、現地メディアや批評家からは違いを生み出せるアタッカーの補強が必要だと指摘されている。

　記事によると、ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督はFWの獲得に消極的な姿勢を見せているものの、クラブはベンゼマ獲得のオファーを準備する可能性があると伝えられている。現在はルーニー、エルナンデス、ウィルソンが1トップのポジションを争っているが、3選手とも未だ無得点に留まっており、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの二足のわらじを履くには戦力が乏しいとの見方が強い。

　なお、27歳の万能ストライカーにはアーセナルが強い関心を示しており、すでに移籍金4500万ポンド（約92億円）のオファーを提示したと報じられている。同クラブはベンゼマ獲得に失敗した場合に備えてパリ・サンジェルマンのFWエディンソン・カバーニも狙っていると伝えられており、ユナイテッドもウルグアイ代表ストライカーの獲得が度々取り沙汰されている。

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