ユベントスに所属するコロンビア代表MFファン・ギジェルモ・クアドラードが、同クラブへの完全移籍で合意したと20日付のイタリア『フットボールイタリア』が報じている。

　2015年2月に推定3000万ユーロ（約40億円）でフィオレンティーナからチェルシーへ移籍したクアドラードだったが、イングランドでは十分な活躍ができなかった。公式戦では計15試合でプレーしたものの、フル出場は1試合もなく、ゴールを挙げることもできなかった。

　ロンドンで居場所がなかった“ベスパ”（スズメバチの意。クアドラードの愛称）は今季開幕後にユベントスへ期限付き移籍し、今季公式戦9試合に出場している。

　スコアレスドローに終わったインテルとの“イタリアダービー”では何度もサイドからチャンスを演出するなど、攻撃のキーマンとして活躍をみせている。

　フィオレンティーナ時代には在籍3シーズンでリーグ戦85試合に出場して20得点18アシストを記録していたように、やはりイタリアでのプレーが合っているのかもしれない。

　同メディアによると、2200万ユーロ（約29億9000万円）の移籍金でクアドラードの完全移籍をチェルシーと合意し、来年1月に移籍を完了させる予定のようだ。

　ユベントスは今季スタートダッシュに出遅れて現在14位と低迷している。半年越しに帰ってきたイタリアで活躍を続けるクアドラードの奮起により、ユベントスは上位進出を目指したいところだろう。

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