かつてミランで活躍したブラジル代表FWアレシャンドレ・パトのヨーロッパ再上陸が迫っているようだ。伊『トゥットメルカートウェブ』が報じた。

　現在コリンチャンスからのレンタルでサンパウロに在籍しているパトは、1月にリバプールへ完全移籍することで間もなく合意に至るという。所属元のコリンチャンスも欧州活きを容認していると記事は伝えた。

　移籍に必要な違約金は1420万ポンド（約26億円）と見られ、獲得に成功すればリバプールのユルゲン・クロップ監督にとって最初の補強選手となる。ダニエル・スターリッジやダニー・イングスを負傷で失ったいま、新ストライカーの確保は急務になっていた。

　パト自身は長らくヨーロッパへの返り咲きを望んでおり、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム、ウェストハムといったクラブが獲得に乗り出していた。そういった背景がありながら、水面下で動いていたリバプールと数週間のうちに1月からの契約で合意に達する見込み。

　ミランでは二桁得点を達成したシーズンがあった一方で怪我にも苦しめられ、ブラジル復帰後も目立ったインパクトを残せていないパト。それでもまだ26歳。老け込む年齢ではなく、ヨーロッパで完全復活する可能性を十分に秘めている。

【了】